セミナー・イベント情報

キーパーソン養成講座 仕事と生活のバランス Vol.17 (2013.秋号掲載)

「プランとキーパーソン」が組織を救う!
ワーク・ライフ・バランス実現推進のための明日から実践できるプラン作成セミナー

2009年の開設以来、ひょうご仕事と生活センターでは、さまざまな企業や団体に対してワーク・ライフ・バランス(WLB)実現推進に向けた取り組みの相談・実践支援事業を進めてきました。その中で気付いたことの一つとして、組織内部にキーパーソン的な人がいて、その方が中心となり推進活動を進めている企業や団体では、推進活動がより円滑に進んでいるということが挙げられます。

当センターでは、相談員が企業・団体を訪問し、WLB実現推進のための助言や支援をしていますが、最も効果的な推進方法は、組織内部でキーパーソンを養成し、組織の中から変えていくことです。

この講座は、そのキーパーソンを養成することを目的に企画し、昨年、初めて実施した連続講座です。今年は、8月9日の初回を皮切りに、9月6日、10月4日、11月8日と全4回行い、最終回の11月8日には、参加者の皆さんに企画・作成していただいたアクションプランを発表していただきます。さらに2014年2月7日には有志にご参加いただき、フォローアップセミナーも開催します。今号では、第1回の内容についてご紹介します。

第1回講座 WLB実現推進の必要性について考える

19企業・団体から22人が参加。今年は全回通して、講師が前に立って話し続ける一方通行の講義形式ではなく、参加者にグループで各テーマについて話し合っていただき、お互いに体感し、啓発し合っていただくワークショップ形式で実施します。まず、当センターのモットーである“「できない」から「できる」に”を紹介し、「できない」と思っていることが「できる」に変わるためには、「感じる」というプロセスが必要であることを伝えました。

冒頭の自己紹介では、各グループで1人ずつ、当講座に期待すること、また、身近な多様性を体感していただくために「今までの人生で起きた忘れられない瞬間」を発表、共有していただきました。その後のグループワークでは、自分たちが今、WLBを十分実現できているかどうか、そもそもWLBとは何か、WLB実現に向けて今なぜ自組織で推進活動に取り組む必要があるのかについて、順次、話し合っていただきました。その結果を発表し、全体で共有しました。時にはその内容に対してファシリテーターや見学していた外部相談員の専門家の方からコメントを加える機会も設けました。

参加者アンケートには、「異業種の方とお話しできたことは非常によかった」、「グループワーク中心のため、多様な考えをたくさん聞けてよかった」、「最初から最後までディスカッションと発表という、ある意味予想を裏切られた新鮮な内容だったので次回も期待している」などといった意見が多数ありました。

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