道具その1 アンケート
アンケート調査の目的
アンケート調査は、働く方々の労働実態やワーク・ライフ・バランスに対する取組状況等の実態について把握することが目的です。
アンケート調査は、どのような労働実態や取組状況を知りたいのかしっかりとした計画がないと、分析しても実態を理解できなくなる場合があります。結果を正しく理解するためには、世論調査や統計学の知識が必要になることもあります。
下記に、アンケート調査実施に関する留意点をまとめましたが、ひょうご仕事と生活センターでは、常時相談を受け付けておりますので、ご連絡ください。
アンケート調査実施について留意点
アンケート冒頭説明部分を丁寧に書く
アンケートの趣旨やプライバシーについて、無記名でいいのか、アンケートの目的以外では使用しないことなど、感謝の気持ちを添えて明記する。
調査項目
知りたいことは何か、そのためにはどのような質問をするのか。
1.意識・職場風土に関するもの
上司や同僚などとの人間関係を含めた、職場風土が働きやすい環境に配慮されているかどうか。(コミュニケーションの良さ、ハラスメントの有無など)
2.制度に関するもの
人事制度や評価システムなどが、社員の多様性や働きやすい環境に配慮したものになっているかどうか。(サービス残業の有無、制度の理解度合など)
3.仕事の満足度に関するもの
仕事に対してやりがいや充実感を感じているか、満足感を感じているかどうか。スキルアップを図れる環境があるかどうか。
4.モチベーションに関するもの
チーム力を発揮しながら充実して仕事に取り組めているかどうか。(メンターの有無など)
5.WLB実現推進に関するもの
経営トップや企業全体が、働きやすい環境づくりに配慮した、WLB を重視した方向に向かっているかどうか。
6.ストレスやメンタルヘルスマネジメントに関するもの
社員一人ひとりが、働く環境から過度のストレスを感じることなく精神的に安定して仕事に取り組むことができているかどうか。相談できる体制があるかどうか。
7.業務の効率に関するもの
職場において業務が無駄なく効率的に遂行されているかどうか、また業務量が適切な範囲内かどうか。
8.個人のWLB実現に関するもの
社員一人ひとりが、WLBの取れた職業生活を送れていると感じているかどうか。(その他相談したいことはないか…等)
9.個人の組織への定着意識
社員一人ひとりが、組織への帰属意識や定着意識はどれぐらい感じているのか。
調査対象
誰を対象に行うのか(従業員・組合員・管理職)
抽出方法
属性をどうするのか(部署・性別・年齢・既婚/未婚・子どもや要介護家族の有無)
調査方法
Web・紙ベース・手配り・郵送 等
調査時期
実施期間とスケジュール○~○までの○日間(回収率向上のための、1次・2次締切)